「早く社会復帰しなきゃ」は失敗の元だから少しだけ解説したい

ものすごくよくこのような感じの人を見かけるのですが、うつ病など精神疾患で参っている人は「早く社会復帰しなきゃ」ともはや強迫観念にでも迫られているかのように感じていると思います。先に結論から言うのですが焦ったところで特になにも好転しないよね…というのが私の経験から出せる結論です。

 

正確に自分の現状は見れているのか

仕事から離れているうつ病などの体調不良の人は基本的に自分の体調を無視して社会復帰ないし就職活動をしているところがあります。私は「それは間違っている」と声を荒げて言いたいわけではないです。おそらくその陰には『体調を無視してでも仕事をしなければならないと感じている』ことが原因かなと思います。

うつ病や発達障害のリワークの現場を見たとき私はとてもじゃないけれど仕事を続けられそうな体調の人がほとんどいないことに驚きました。彼らの大多数は朝決まった時間に来るだけでその日の気力体力を使い果たしてしまうのです。当然、体調は芳しくない旨を朝礼で申告をしますが当然リワークの工程もまったく捗りません。『朝来るのがやっとの体調の人が今すぐにでもフルタイムで仕事をしなければならないと感じている』ことを本人が無視しつづけているのです。

だからと言って「だって無理にでも仕事をしなければ生きていけないだろ」と聞こえてくるのですが、確かにその通りです。ずっと家で休んでいても生活費や通院や処方でお金がかかる。それならば多少の不調は無視してでもすぐにでも働くしかないというのが当然の考えです。しかしその考えは『正確に捉えなおさないともっと自分の首を絞めることになる危険な考えでもある』と思います。少しポイントを挙げてみようと思います。

 

  • 今、自分が月に生活費いくら使っているか

これ把握していない人けっこう多いです。大体いくらと頭で概算を出すのではなくできれば計算機(今は電卓がなくてもスマホに最低限の計算機能がついているので大丈夫)を使って最低三か月分の生活費を計算してみてほしいです。
これでどれくらい余裕があるか、本当に明日にでも仕事をしなければ死んでしまう様な状況かをきちんと計算してみてほしいです。

おそらく頭で計算している以上は精神的に余裕がなければ、たとえ100万円その場にあったとしても「今すぐ仕事しなきゃ大変なことになる!」と思ってしまうと思います。だからこそ自分がどう思うかではなく実際いくら使っているのかを計算してみてほしいのです。

 

  • 慌ててバイトに就くぐらいなら求職者支援制度を調べてみる

これもものすごく多いのですがとにかく慌てているのでアルバイトでもなんでも!という焦りでとりあえずアルバイトに就いたものの体調や仕事内容を鑑みていないので結局追い詰められてすぐ辞めてしまうのを何度も繰り返すパターンです。

この場合目の前には仕事に就くことしか見えていない状況なので『仕事を続けること』や『仕事の適正』『自分自身の体調管理』など他にも大事なことがたくさんあってもまったく見えていないことが多いです。もちろん経済的不安を考えれば『仕事に就くこと自体が最優先で考えるべきこと』なのでいちいち仕事に就いてからのことを前々からじっくり考えておくことは事実無理があることだと思います。

 

まずはハロトレを調べてみよう

ここから先はあくまで提案の一つですが日本には求職者に無料で職業訓練をさせてもらえる制度があるわけです。近年だと『ハロートレーニング(ハロトレ)』という愛称であちこちで宣伝されているかと思います。条件さえクリアすれば給付金(月額10万円+2km以上は交通費)を貰いながら求職活動できる制度もあるのです。事務職で必要な基本的なPCスキルはもちろんですが、近年では一般の学生と同じように介護や調理の専門学校に入学して2年間学ぶという長期のカリキュラムもあるそうです。

注意してほしいのはこの月額10万円の給付金は誰でも貰えるわけではありません。世帯収入(もし同居の家族に収入があればそこも審査の対象)と貯金(株券など有価証券も含まれる)の審査をクリアしなければなりませんし、基本的に無遅刻無欠席の皆勤が大前提です。(やむを得ない欠席等は交通機関の遅延照明や病院の領収書などの証明が必要)

審査と聞くと仰々しいかと思いますが一人暮らしならまず通るかと思いますし、欠席等で給付金が貰えない場合でもそれが原因で訓練を辞めさせられることはないので、まずは不安に駆られて焦ってアルバイトを探すよりかはまずはハローワークの窓口に聞いてみるのがいいと思います。

ハロートレーニングの公式サイトとリンク説明
厚生労働省 ハロートレーニング
※100%就職しなければならないというわけではありません。もし期間内に就職できなくてもペナルティこそないですが訓練終了後3ヶ月間までの就職活動は必須ですのでサボっていいという事でもありませんので注意。

 

就労以外の選択肢も増えてきた

一昔前に比べれば今はだいぶ自営業やフリーランスの選択肢が増えてきたかと思います。しかしながらフリーランスとなると実際には就労とはまた違った向き不向きがあるので『仕事に通うのが苦痛だからフリーランスにしたい』と一概に決めてしまうのはあまりよくないとは思います。それでも選択肢として確実に高まっている要素ではあると思うのでもし検討の価値は大いにあると思います。また副業という観点でも収入源がたくさんあるに越したことはないと思いますので、私がよくチェックしているブログをご紹介しておきます。

マナブログ

プログラミングやアフィリエイトの独学に詳しいブロガーさんです。ブログの継続日数は900日以上。バンコクを中心に東南アジアで生活しているそうです。
努力のしかたや日本の仕事の在り方への指摘がかなり的確だと思います。
Time is Life|大河内薫オフィシャルブログ

芸術学部出身でクリエイターの税金事情に詳しい会計士さんのブログです。自身のYoutubeチャンネルや仮想通貨に関する情報も発信していてお固いイメージは一切ありません。むしろチャラそうで不安になるぐらいです(笑)

結局は状況を正確に知ることが先決

ここまで話してきたことのまとめになるのですが結局は自分がどう思っているか、どう感じているかという事よりも実際に生活費や貯金を計算してみることや、公共の支援制度で自分が使えるものはないか尋ねてみるなど、頭で考えるのではなく体を動かして正確に現在の状況を知ることの方が大事です。楽なことではないのですが長いスパンでものを見ればそちらの方が間違いなくいい方向へ向かえると思います。
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